Road to Early Retirement ~早期退職への道~

早期退職を考え始めた50代半ばのおっさんの日記 / コロナウィルスの影響で失業後、再就職。2年後に役職解任

資産寿命と本当の寿命について想うこと

 


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最近、野村證券OneStockという資産管理アプリをリリースしている事に気が付き、スマホiPadにインストールしてみました。アーリーリタイアを考え始めてから常に気になっていることは「自分の資産は何歳まで持つのだろうか?」という疑問です。今までは以下の形で確認をして来ました(時系列順)。

このOneStockというアプリを試して見ようと思ったのも、「資産寿命」が算出できるからです。

上記のコンサルティング・サービス、アプリはどれも程度の違いはありますが、現在の資産状況、投資状況、家族構成、子供の教育プラン、退職の予定年齢、年金の受給開始予定の年齢、今後見込まれている大きな支出等をひたすらインプットしてゆく必要があります。正直最初は非常に苦痛で時間が掛かる作業ですが、何回か異なる複数のサービス、アプリに入力していると自分の老後の生活の立ち位置が判っているのでスムーズに回答できるようになります。

但し、サービスやアプリの仕様、質問の詳細さによって資産が底をつく予測年齢はマチマチです。因みに60歳退職(フルリタイヤ)、年金受給開始を65歳に設定した場合、一番資産寿命を短く算出したのが、「よそQ」の73歳でした。まあ、私の入力方法が間違っている可能性もありますが。一番長く資産寿命を算出したのが、今回使い始めたOneStockで、なんと125歳と算出されました。OneStockが退職後の支出状況を入力する項目が最も少ないので、一番楽観的な結果を叩き出しているかもしれません。

話が変わりますが、今週妻の祖母が亡くなりました。祖母は大正生まれの方で100歳以上の寿命を全うされました。死因は老衰だったようです。

私が祖母と最後に会ったのは約3年前に病院にお見舞いをした時です。生活に介護が必要なため大きな病院に入院していましたが、正確には病気を患っていたのではないと思うので、お見舞いというよりは会いに行ったという感じです。その時は妻方の義母(つまり亡くなった祖母の娘)と面会に行きました。祖母は「忙しいのに良く来てくれたね。ありがとう、ありがとう。」と繰り返し言っていましたが、なにせお年を召していたので、自分の娘であることも判っていなかったかもしれません。

そんな妻の祖母の様子を考えると、自分の資産寿命が100歳以上と算出されてもその時まで生きているかも判らないし、仮に生きていてお金に余裕があったとしても、それを自分の楽しみに自分の意志で使える可能性は高くないよなと思いました。

それであれば、Die With Zeroの精神で若い内の今しか楽しめないことにお金を使った方がいいよな、とか、苦痛としか考えられない今の仕事をとっとと辞めて自由に暮らしたいなという想いが沸々と湧いてきます。

今まで、「100歳でも十分に資産が残っている」というシミュレーション結果にほくそ笑んでいる自分がいましたが、それも考え直した方がいいなと思い始めました。かと言って、急に贅沢な生活、散財を出来る質では無いのですがね。

(了)