副業について考え始めた頃の回想 - 通訳案内士 -
副業について考え始めたのは4年前の2015年でした。当時の自分の状況ははっきり覚えていませんが、確か以下のような状況だったはずです。
- 本業(ITサポート)に行き詰まりを感じていて、『会社辞めてーなー』という気持ちが芽生えていた。
- 東京オリンピックの開催が2013年に決まっており、年々海外からの旅行者が増えていた。
- 定年退職してから、何か自分のスキルを生かして稼げることはないかなと考え始めていた。
私は大学は外国語学部で英語を学んでおり、2015年当時も今も直属の上司は海外の外人で10年以上はフルに英語を活用して仕事をしてきました。最近は受験していませんが、TOEICは最高で900点台を取ったことがあります。
こういう状況なので、当然英語を生かした副業、または定年退職後の仕事を検討することになります。翻訳は本業で仕事の一部としてやっていましたが、自分にとっては非常に集中力を要し、終わった時に達成感より疲労感が多かったので、第二の仕事としてはないなと感じていました。
2015年当時は海外からビジターが来たときに、休みに東京を案内してあげたりして、皆喜んでくれていたので、これを副業にできればいいなとぼんやり考えていました。但し、これを商売としてやる場合は、『通訳案内士』という国家試験を取得する必要があります。
この試験について調べてみると、自分には一つアドバンテージがあることに気がつきました。それはTOIEC840点以上とっていれば、英語の一次試験は免除されることです。後は、
- 日本の地理
- 日本の歴史
- 産業、経済、政治、文化に関する一般常識
の試験をパスすれば、2次試験(面接による口述の試験)に進めます。
当時はアーリーリタイヤした場合の副業というよりは、余った時間を活用してのお小遣い稼ぎ、または、定年退職後に生きがいをキープするための仕事として捉えており、東京オリンピックの2020年の時点で取得できていれば面白いことになりそうだなと取得に前向きな気持ちでした。
とは言え、本業で夜遅くまで働き、休日は子供の相手をしていれば充分に試験勉強をできる時間もなく、実際には試験前日に1日掛けて過去問を解いてみるという一夜漬けしかできませんでした。
それでも一般常識だけは合格しましたが、地理、歴史は多分50点(100点満点)もとれていなかったはずで、合格するにはまだかなりの勉強が必要だと判り、結局道半ばで諦めてしまいました。
今、アーリーリタイヤを考え始めるにあたって通訳案内士の道を探ってみたいと思います。この続きはまた別の記事で書かせていただきます。