Road to Early Retirement ~早期退職への道~

早期退職を考え始めた50代半ばのおっさんの日記 / コロナウィルスの影響で失業後、再就職。2年後に役職解任

UberEATS 補償の拡大と組合結成の話

グループの人々, 運動, 労働組合, リーダー, スピーカー, 1 つ, 3Dman, 3 D, 三次元モデル

 

今週はUberEATS配達員にとってニュースが多い週になりましたね。

1.まず一つ目はUberEATSが配達員に対する補償を充実させたこと。9月30日に『配達パートナー向けサポートプログラムを拡充します』という件名のメールをUberEATSから受け取り、そのメールのリンクを辿ると、以下のページが表示されました。

www.uber.com 2019年10月1日より新たに事故による傷害補償制度が追加されます。

本プログラムは自転車・原付バイク・バイク・軽自動車を利用する Uber Eats 配達パートナーが、配達リクエストを受けた時点から配達が完了、またはキャンセルするまでの間に生じた事故に対して適用されます。

今までは、配達中の事故が起きた場合、被害者やモノは対人・対物賠償保険で守られていましたが、UberEATS配達員は補償の対象でなかったものを、配達員が配達中に事故で死亡した場合、相続人は1,000万円まで一時金を受け取れる等の補償が拡張されています。

2.2つ目は配達員の有志が『ウーバーイーツユニオン』という労働組合を立ち上げたこと。これは朝日新聞日経新聞など大手のメディアでも取り上げられていましたね。

www.asahi.com

インターネットの記事や投稿をみていると、どうやら日本には約1万5千人のUberEATSの配達員がいるそうです。おそらくもう活動していない、お試しで登録してみた人もいるでしょうから、多く見積もっても稼働しているのは8千人位なのかも知れません(あまり根拠はありません。Gut Feelingです)。正直、UberEATSの経済圏はハナクソ位の小さいものと思いますが、このように大きくメディアに取り上げれるのは、

  • 今後、日本でもこのような働き方(個人事業主としてのギグワーカー)が増える
  • 但し、それによって不安定な雇用形態が増える → 格差社会がますます広がる

 といったことを示唆しているのかも知れません。50歳を過ぎて、UberEATSの配達員をやってみたことで、ある意味、今まで気づいていなかった(いや、気づいていたけど気づかない振りをしていた?)社会の問題を真剣に考えるようになったのはそれだけでも自分の成長につながっているものと思いたいです。

だって、正直今まで、大変な思いをして玄関先まで配達してくれる郵便局員、宅配会社のドライバーさん、宅配ピザのアルバイトのお兄さんに敬意を払って接するという考えがありませんでしたから。最近はネット通販で買い物する時は、コンビニ配達にするとか、宅配ボックスへの配達にするなど、自分の不在時に再配達にならないように気をつけ始めました。