Road to Early Retirement ~早期退職への道~

早期退職を考え始めた50代半ばのおっさんの日記 / コロナウィルスの影響で失業後、再就職。2年後に役職解任

失業期間振り返り(4) 〜 資産のリバランス

失業期間で何が心配だったかと言えば、間違いなく支出が収入を上回って資産が日々減ってゆくことを目の当たりにすることでした。失業保険とUber Eatsのデリバリーでの収入はせいぜい月30万円。昨年の年収がまあまあ高かったこともあり、住民税、国民年金、健康保険だけで月々約16万円減ってゆきます。

幸い金融資産はある程度あるので、これを機会にきちんとお金がお金を生む様に金融資産のリバランスに取り組みました。

これまでの資産バランスのとり方

今までも資産を分散投資することが重要だということは知っていました。但し実際には余裕資産が生まれた段階で

  • 金利が高い定期預金を探して、場合によっては新規に口座を開設する
  • 定期預金より金利が高く、ある程度安全に見えれば、元本保証がない仕組預金、仕組債、金銭信託を契約する
  • 証券会社のキャンペーンに乗ってしまう(ちょっと前ならブラジル国債とか南アフリカ国債とか)

といったことをしていました。要は行き当りばったりです。また、確定拠出年金(DC)や特定の証券口座内に限って分散投資をしてみるものの、自分の資産が全体としてどんなバランスになっているかは把握していませんでした。

参考にしたポートフォリオ 

じゃあ、50歳半ばになってアーリーリタイヤを考えているおっさんがどんなポートフォリオにすれば良いのかというのはよく判りません。以前、ファイナンシャル・プランナーに相談した時は、「ある程度、資産があるので、今後は減らないように守ることを考えた方が良い」とアドバイスを受けました。

retire55.hatenablog.com

でも、失業してからは不労所得を最大化させたいという考え(スケベ心?)が以前より増してきたので色々と調べて見ました。といっても大したことをやったわけではなく、Googleで「○千万円のポートフォリオ」と検索したら、Yahoo知恵袋で同じ様な質問をしている人がいて、「GPIFのポートフォリオを参考にしたらどうか?」という回答が付いていました。

GPIFはGovernment Pension Investment Fundの略称で、年金積立金管理運用独立行政法人のことです。つまりは我々国民の年金を運用してくれている政府組織です。将来、年金給付が破綻しないように安全に運用している(ハズ)なので、これに乗っかってみることにしました。GPIFは約4年毎にポートフォリオを見直しているようですが、現在の構成は以下の通り。

  国内債券 国債 国内株式 外国株式
資産構成割合 25% 25% 25% 25%
乖離許容幅
各資産 ±7% ±6% ±8% ±7%
債券・株式 ±11% ±11%

 

(※GPIFサイトより転記

現在は国内債券・外国債券・国内株式・外国株式がそれぞれ25%ずつなので、解りやすいですね。

ポートフォリオ管理に使ったツール 

自分がどんな資産クラスに投資しているかはマネーフォワードを見ながらExcelにポチポチ入力すれば判るのですが、スクラッチからそのExcelシートを作るのは面倒だったので、今回はアセットアロケーション・ツールを以下のサイトから400円で購入して使いました。

www.money-motto.com

ツールはマイクロソフトExcelシートですが、自分はGoogleスプレッドシートで使いたかったので、ExcelからGoogleスプレッドシートに変換をしました。計算式は問題なく取り込まれましたが、グラフ部分はGoogleスプレッドシート上で新たに定義・作成し直しました。

結果、以下の様にビジュアルに資産のバランスを確認できるようになりました。

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外国株式(先進国株式)と日本株式はおよそ25%に近くなっていますが、先進国債券の割合が8.7%と低く、日本債券が44.0%と大きくなっています。ということで、今後は先進国債券の割合を増やすべく、米国債ETF(BND、TLT、HYG)を定期的に積み立ててることにしました。

日本債券の殆どは変動10年日本国債で、定期預金ばりに安全で堅いので、機を見て途中解約し、米国債券にまわしていこうと考えています。

まとめ:暇な時間を有効活用できた?

失業期間であまりに時間があったので、投資系YouTubeを見たりして、お金に働いてもらう(不労所得を得る)基礎の仕込みが出来ました。少なくとも月一回はバランスをチェックして調整してゆこうと思います。

 (了)