母からの心配の電話
先日、田舎の年老いた母にコロナウィルスの影響で失業した旨を伝えました。
ある程度予想はしていたのですが、息子の失業が心配になったようで、珍しく母の方から電話が掛かってきました。
- 職探しはどうなんだい?
- あまり気にするな
と気遣ってくれました。私の母は高齢で体は丈夫ですが、少し物忘れが進んでおり、過去に特殊詐欺に2、3回巻き込まれ、危うくお金を渡し掛けたこともあります。失業したことを伝えて、心配を増やしたくなかったのですが、まあ、嘘をつくわけにもいかないので仕方ありません。
「時間があるなら帰ってきたらどうだい?」というので、「考えておく」と返事をしておきました。というもの私の田舎のような地方都市ではコロナウィルスの感染を懸念して東京からの越境を快く思っていない方が多いためです。一度、都内の感染者が減少したので、「そろそろ帰省していいかな」と思っていたのですが、また感染者が増加してしまっているので、どうにもタイミングがよくありません。
さりとて、「親孝行したい時には親はなし」とも言うので、同居している兄夫婦の同意を取った上で、近々に田舎に帰ろうと思います。
(了)